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アセルカデ

令和3年に活動拠点を幡ヶ谷の安古民家に構築し、凡蔵プロダクションを立ち上げました。団体に共通する志は「映画を作りたい」これだけです。個々人に何か価値観を強制するわけではなく、それぞれが己のフェチズムに対し愚直な作品を制作できる場を作りたいと思ったからです。むしろ、フェチズムに脳の髄まで支配されてしまっていて、不器用な作品しか作ることができないボンクラが集う蔵でありたい。それが凡蔵プロダクションの名前の由来です。

プロダクションとして、作品制作の三つの方針があります。

1、愚直 2、ルーツリスペクト 3、実験精神

「愚直」というのは既に述べた通り、己のフェチズムに対して愚かに見えようが正直であろうという思いです。「ルーツリスペクト」は、過去の名作たちへの批評と研究を繰り返し、それらへのリスペクトを込めて制作をするということです。私たち若者世代は”サブスクネイティブ”の第一世代であり、古今東西の映画を安く・手軽に・大量に見漁ることができました。その利点を活かすためにも、さらに意識的に広く深く数多くの名作を研究することが、現代における作品制作に繋がると考えています。ルーツを知り、現在を知り、そして「実験精神」を持って制作をすることで初めて映画を未来に押し進めることができると思っています。

過去にATGという配給会社がありました。ATGは一千万映画という監督が自由に制作できる低予算映画の枠組みを作り、大衆性はともかく芸術性と実験性の高い様々な作品を世の中に出しました。ATGは無くなってしまいましたが、私たちが現代にあった新しいATGを作りたいと思っています。なので、私たち若者が映画制作のノウハウと研究と、そして制作の熱を共有できる映画団体”凡蔵プロダクション”でありたいと考えています。

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